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インフルエンザ予防と2015年版ワクチンについて – 岡﨑こどもクリニック 岡﨑 仁志 先生

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Q1.インフルエンザと風邪の見分け方を教えて下さい。高熱以外にポイントはありますか?

普通の風邪というのは、のどの痛み、鼻水やくしゃみなどの症状が中心で、全身症状はあまり見られません。発熱もインフルエンザほど高くない事が多く、重症化することも少ないです。一方、インフルエンザはインフルエンザウイルスにより発症するので、急激な発熱の後に、頭痛、筋肉痛や関節痛が突然現れます。また子どもの場合、まれに重篤な合併症を引き起こす場合があります。高齢者の方で免疫力が低下していると、重症化しやすいということがあります。

Q2.インフルエンザの効果的な予防方法を教えて下さい。

流行前であれば、やはりワクチン接種が有効です。乳幼児~学童児や高齢者の方には特に有効です。流行後では、飛沫感染が主体なので、普段から咳をしている方は咳エチケットをこころがけてください。具体的には、咳・くしゃみをする際は、ティッシュなどで口と鼻を押さえ、他人から顔をそむけることです。手のひらなどで咳・くしゃみを受けてしまった場合はすぐに手洗いを行ってください。また、飛沫感染対策ではマスクが重要ですが、感染者がマスクをする方が感染を抑制する効果が高いと言われています。

空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下してインフルエンザにかかりやすくなります。冬場の室内では加湿器を使って適度な湿度(50~60%)を保ってもらうと効果的です。

また、疲れがたまって体力が落ちていると感染しやすくなるので、日ごろからバランスの良い食事と十分な休養・睡眠をとり、規則正しい生活を送り、体力や抵抗力を高める事も重要です。当たり前ですが、人混みや繁華街への外出も控えて下さい。

Q3.インフルエンザの治療薬について教えて下さい。

治療薬は内服薬と吸入薬、点滴があります。基礎疾患の無い患者さんだと内服薬や吸入薬を用いることが多く、特別な基礎疾患のある方や経口・吸入が出来ない方へは点滴を用いることが多いです。

基本的にウイルスの増殖を抑える薬の為、発症から48時間以内に治療を開始する必要があります。それ以上遅れると効果が期待できない場合があります。また、直接の特効薬ではなく、発熱期間が短くなるという効果が期待されます。

Q4.今年のインフルエンザワクチン接種の回数について教えて下さい。

昨年まで3価ワクチンでしたが、今年から4価になりました。内訳はB型インフルエンザが山形系統と追加されたビクトリア系統です。A型はA(H1N1)亜型というA(H1N1)2009と同じ亜型と、A(H3N2)亜型(いわゆるA香港型)の2種類です。

接種回数は、13歳以上は1回、13歳未満の方は2回接種で大体2週間から4週間ほど間隔をあけて接種します。 また接種量に関しては、3歳未満が1回0.25ccで3歳以上が0.5ccです。

Q5.ワクチン接種は何月までに受けるべきなのでしょうか?

流行期は毎年12月~3月で例年1月~2月にピークを迎えます。ワクチン接種後は効果出現まで2週間程度要するので、10月末から12月中旬までに接種を完了して頂く必要があります。2回接種の13歳未満の方だと、遅くとも1回目の接種を12月初旬までに済ませる必要があります。効果は大体5か月ほど持続します。

Q6.ワクチン接種にあたって、何か気を付けるべきことはありますか?

他のワクチン接種と基本的には同じで、今までインフルエンザワクチンでアレルギー反応が出た方は注意して下さい。よく卵アレルギーが言われますが、卵アレルギーが原因でワクチン接種出来ない人はごく一部です。その場合は医師と相談して下さい。

あとは他のワクチン接種と同じで、接種後30分以内は院内で様子を見て頂く必要があり、接種当日は激しい運動や飲酒は控えて下さい。当日の入浴は可能です。



――――――本日はありがとうございました。

お話を伺った先生:岡﨑こどもクリニック 岡﨑 仁志 (おかざき ひとし)先生

【専門・所属】

  • 日本小児科学会認定専門医
  • 日本アレルギー学会認定専門医(小児科)
  • 元小児科学会代議員(平成12年から平成26年3月まで)
  • 日本小児科学会
  • 小児アレルギー学会
  • 日本アレルギー学会
  • 臨床研修指導医 臨床研修プログラム責任者講習終了、臨床研修委員長研修終了